石の枕 石の枕 石の枕

三つの本

五月五日午後二時から挙げられる予定の「献堂式」を記念して三冊の本が出版される。

そのひとつは、皆さんの証詞集、もうひとつは大川牧師の説教集(新生運動)、そして、二十二年間書き続けて来た週報の「石の枕」をまとめたものである。

すでに過去に出版された「教会成長うらおもて」と座間カルバリーチャペル献堂記念の「記念集」の中で「石の枕」は、紹介されているので、今回は、一九八一年以降のものになる。

十一年間の「石の枕」欄に目を通し、二三〇余ばかりを選んだのであるが、何とも言えない感動の作業であった。

ヤコブは「石の枕」で夢を見た。

そして主は彼のそばに立って言われた、「わたしはあなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である。あなたが伏している地を、あなたと子孫とに与えよう。あなたの子孫は地のちりのように多くなって、西、東、北、南にひろがり、地の諸族はあなたと子孫とによって祝福を受けるであろう。見よ。わたしはあなたと共にいて、あなたがどこへ行くにもあなたを守り、あなたをこの地に連れ帰るであろう。わたしは決してあなたを捨てず、あなたに語った事を行うであろう」。

ヤコブは、必ずしも上等な神の人ではなかった。しかし、神様は彼を捨てなかった。それどころかやがてイスラエル(神の皇太子)と名を変えていただくほど、愛され祝福された。

私もヤコブである。十一年間の「石の枕」を読み直して涙した。私は牧師としては不十分なものである。しかし、主は、日本中のどの牧師よりも私を愛して祝福してくださった。

教会も同じ恵みにあずかった。まさに「これはなんという恐るべき所だろう。これは神の家である」(創世記二十八の十七)。

ハレルヤ!主よ、感謝します。すべての栄光を主に帰しつつ、聖名を賛美致します。

一九九二年二月九日

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