石の枕
メリークリスマス クリスマスおめでとうございます。クリスマスはサンタクロースの誕生日ではありません。ケーキを食べる日でもありません。私たちの救い主イエス様のご降誕をお祝いする日です。
誕生パーティーの主役はイエス様ですから、イエス様が喜ばれるようなことを考え実践しましょう。まず、イエス様をくださった父なる神様に感謝すること、そして「心をつくし、精神をつくし、力をつくして、愛する」ことを約束し、告白します。そして、その具体的実践は、自分を正しく愛し、隣人を愛することにあります。
これをしたら、イエス様はとても喜ばれます。しかし、仲々それが出来ないのです。そこで、聖霊なる神様を、自分の領域に「歓迎し、認め、感謝し、委ねます」と宣言し、大いなる力をいただけるようにへりくだって祈りましょう。
マタイ一の二十一には、「その名をイエスと名付けなさい。彼は、おのれの民をそのもろもろの罪から救う者となるからである」とありますから、クリスマスイブに、多くの若者たちが、平気でホテルに泊まるような行為は、まったく主客転倒の世界であり、イエス様を悲しませることであります。
星野富弘兄の詩に次のようなのがあります。
リンゴには赤い皮
ミカンは黄色
あれは
美しい包装紙につつまれた
神様からのプレゼント
最初にクリスマスにふれた「人々はみな、不思議に思った」(ルカ二の十八)とありますが、クリスマスの大切なテーマのひとつは、「驚き」にあります。
漱石は「虞美人草」で「驚くうちは幸せだ」といっていますが、驚きを失ったら生ける屍となります。天を見、地を考え、その中で、神のくださる美しい驚きを味わう夜とさせていただきましょう。ハレルヤ!!
一九九二年十二月二十四日
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