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「重度障害を持った息子の証し」 |
40代男性 丸山さん |
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ハレルヤ 主の御名を崇め感謝します。いつも私達、特に息子英知の為に多くの方にお祈り頂き感謝致します。息子は重度の障害を抱えていますので、祈祷会に出席して証をすることは難しいのですが、体調が整えられ今日証をする機会を与えられたことに感謝です。
6月25日に息子は手術を受けました。沢山の兄姉の皆さんにお祈り頂いたお陰で手術は成功し経過も順調です。手術は食道と気管を分離する手術と、鼠蹊ヘルニアの二つを行いました。息子は出産時に呼吸困難のため、声帯と脳の神経が麻痺してしまいました。その為、自力での呼吸が困難で、生後7ヶ月で気管切開を行い、喉にチューブを入れ呼吸をしています。長年この状態を続けてまいりましたが、年々、食道から気管への唾液の誤嚥が多くなり、咳き込みや痰の吸引が頻繁になってきました。本人も私達介護をする者にとりましても非常に厳しい状態でしたので、唾液が気管に流れこまなくなる様に、食道と気管を分離する手術を行うことに踏み切りました。この手術を行うと口の方へ空気が行かなくなるので言葉を発することが出来なくなるという欠点があるのですが、必要に迫られ決断致しました。
鼠蹊ヘルニアの方は大きな手術ではないのですが左右両側と言うことや、穴が大きかったこともあり、通常1時間くらいのところが3時間掛かりました。両方の手術を合わせると7時間掛かりました。しかし、手術後痛み止めを服用することもなく、また、気管が化膿して気管に穴が開いてしまい、唾液が気管に入り込んでしまうということも懸念されましたが、そう言ったこともなく順調に回復しております。また、手術前は痰の吸引がひっきりなしだったのですが、手術後は1日数回に減りました。本人も私達も非常に楽になりました。本当に感謝です。
信仰を持つ前は息子に障害あることが問題だと思っていました。しかし、信仰を持った現在は、それは人間的な想いであって、主の御前にそれは全く問題ではないことを理解出来きるようになりました。ヨハネ9-2「本人が罪を犯したのでもなく、また、その両親が罪を犯したのでもない。ただ神のみわざが彼の上に現れるためである」。主の御栄光を現してくださっていることを感謝しています。また、息子を与えられたことは、愛に乏しい者の上に愛する喜びと愛される喜びを教える為なのだと感謝しています。また、このことを通して私の人格を形成してくださっていることにも感謝です。困難は沢山ありますが恵みも沢山ありますので感謝です。何も出来ない体なのですが、いつも優しく微笑んでくれます。これだけでも十分な恵みです。15年間も生かされたことも感謝です。
第二コリント12-:9 ところが、主が言われた、「わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱いところに完全にあらわれる」。それだから、キリストの力がわたしに宿るように、むしろ、喜んで自分の弱さを誇ろう。
今与えられている恵みに感謝しつつ、主の癒しの奇跡を求めて祈り続けたいと思います。また、兄姉の皆さん、特に病を背負った方、そのご家族の為に祈り続けたいと思います。
引き続き皆さんにもお祈り頂ければ幸いです。
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2007年8月 祈祷会での証より
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