今朝も妻はうかない顔をして食事の仕度をしている。家の中が暗くていやだなあ、あんなにちゃんとやっていた妻が、
どうしてこんなになってしまったんだろう。いろいろな宗教をやってみても、良くなるどころか又落ち込む、人のせいばかりにする。
神経科の医者の薬を5〜6年飲み続けても一向に良くならない。その頃NHKの命の電話からY姉を知り、
この方が妻をキリストに導いて下さったのです。妻が始めて教会に行ったのも、洗礼を受けた事も知りませんでした。
妻が小声で祈っていると、私は「祈って何が出来る」と怒鳴りたくなりました。アーメンが妙に気にかかります。
私は戦争が敗けてからは無神論者と思っていました。その妻がときどきやさしい笑顔と思いやりを見せるようになったのです。
其の方と電話で分からない事を教えていただいたり、共に祈ったり、良くやっていたようでした。
だんだん立ち直り、わが家に明るさが戻って来ました。薬を一生飲み続けなさいと言われた妻も薬を忘れるようになり、
心身共に回復して来ました。私が困ったことがあっても妻は、大丈夫よ神様がいて下さるから心配する事は
ないと言って平然としている妻を頼もしく感じました。どんな事をしてもいやされなかった妻が、キリストの愛によって
こんなにも変えられるのかと思いました。この方こそ、まことの神であると私は信じました。
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