石の枕 石の枕 石の枕

枯れた骨

日本のキリスト教界には新しい風が吹いている。

昨年十一月の「甲子園リバイバルミッション」には、大川牧師は説教し、関根先生は独唱し、多くの兄姉が賛美の奉仕をした。

一月には、東京ドームで、五月は日比谷で、六月はマーチ・フォー・ジーザス、七月は有明コロシアムでジェリコ、いよいよ今週から、アルゼンチンの大伝道者アナコンディア先生が来られて、晴海国際見本市の大ホールで「東京福音クルセード」が開催される。

このような大集会を日本人の手でできるとは、数年前には考えられなかった。まさに、日本にはリバイバルが始められている、といってよい。あとは拡大され、浸透することに祈りを集中したい。

私の幼い頃、町の中の広場に二〇〇人入りの大天幕をはり、集会をすると外にまであふれた。一冊のヨハネ福音書の分冊聖書に人々は真剣に手を出し、熱心に求めた。

公立の小学校を教会主催の伝道会に貸してくれた。シーツを四枚張り合わせてスクリーンにし、校庭で映画伝道会をすると、人々は数千人集まった。木にのぼり、スクリーンの裏からも多くの人々が観て、恵まれ、信仰の決心をした。

私の父は、四十代のある夏は、一日二回も集会を四十日間も続け、私はよく後をついて歩いた。

やがて、日本のリバイバルが広げられると、人々の心に霊的な渇きが起こり、終戦直後のスタイルは違うが、主を求める魂が潮のように寄せてくるであろう。

エゼキエル書三十七章の「枯れた骨の幻」のように聖霊の風が吹いてき来て、「骨と骨が集まって相つらなった」というようになるだろう。

福音クルセードも、あまりスマートな進行状況でなく、ダサイ集会に見える人もいるかもしれないが、主が働いておられることに目をむけて、謙遜に私たちも出席し、何らかのご奉仕をさせていただきましょう。主の聖名が崇められますように。

一九九四年八月十四日

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