石の枕 石の枕 石の枕

打つ手打つ手

「主の聖名を呼び求めるものは、すべて救われる」(ロマ十の十三)。

呼べば 答えてくれる人がいる
苦しくても 寂しくても
  誰もいなくても
名を呼べる人がいる しあわせ


最近感動した星野富弘さんの詩である。

牧者としていつも心配なのは、ひとりで生活している人たちのことである。夜半に病気になったらどうするのであろう。行きづまってつらいときにはだれを呼ぶのだろう。

呼んでもだれも答えてくれなくても、主にむかって大声をあげよ。必ず助けは来る。しあわせ。

近頃、徹夜祈祷会・定例祈祷会・早天祈祷会等祈り会が祝されている。主イエスさまは、「教会は祈りの家だ」と言われた。自分の家でも祈れるが、祈りの家で主の名を呼び求めることに意味がある。しかも、多勢で大声をあげて呼ばわるのである。祈りは必ず聴かれる。

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入堂式も献堂式も大成功。新チャペルの第一回目の結婚式も披露宴も大大成功であった。

この町の人々にも是非チャペルの中を見ていただき喜び楽しんでいただきたいと考え「落成記念コンサート」を催した。

四二〇人ほどの人々が集まり、高尚な芸術的コンサートの中にも、なごやかさがあり、「我ここにいるはよし」の感がした。

そうそう、滝元先生をお迎えしての第一回徹夜リバイバル聖会も盛会であった。一九九人の方々と共に夜を徹して祈り求めた。

将棋(しょうぎ)ではないが、打つ手打つ手が成功するというのは、よほど神の御手が動いているのであろうと確信する。「イサクはその地に種をまいて、その年に百倍の収穫を得た」とあるが、私たちもその祝福にあずからせていただこう。

一九九二年六月二十一日

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