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偉大なる不満足さ

CIS教会調査データ発表によると、日本の教会数は七二九三とのこと。プロテスタントクリスチャンの総数は五十二万四二五人。一教会あたりの平均礼拝出席数は三十五.五人。

このデータが発表された同じ号のクリスチャン新聞に中国の江南省で、家の教会の伝道者、信者ら大量逮捕の太い活字が目立った。

全部で二二八人が逮捕され、その内の四十人ほどの伝道者は今だに投獄されており、毎日のように尋問と拷問とを受けているとのこと。どうぞ、、主のみ旨がなりますようにお祈りください。

中国の教会は、ひどい迫害の中で成長、拡大されて来た。歴史に類を見ないほどのリバイバルがなされている。彼らは、投獄されても、家屋や財産が没収されても、再び伝道を開始する。そこには、主の大いなる臨在があり、貧しさと苦しみの真中で輝くほどの平安と喜びとがある。それは何人も奪いさることはできない。

その点、日本のキリスト教界は全くといってよいほど迫害はない。世界で類を見ないほどの自由である。それなのに、何故成長しないのか。

アルゼンチンのリバイバルは、伝道者や信徒たちの心の中に、「偉大なる不満足さ」が起こり、そこに主のあわれみが注がれたといわれる。このままではイヤです。どうにかしてください。一人でも多くの人々を主の救いに導いてください。人間の力ではできませんから、しるしと奇跡をもって、主の偉大さを、主が生きておられることをお示しください。主よ、お願いします。

日本には、今現在、リバイバルが起こる前兆を見ることができる。機は熟している。「見よ、わたしは新しい事をなす。やがてそれは起こる」(イザヤ四十三の十九)。

フィニーは、条件さえ整えばリバイバルは必ず起こる、と言っているが、条件とは第一に熱心な祈りである。また、新しい上から油注ぎを期待し、待ち望むことである。必ず起こる。共に祈ろう。

一九九二年十二月十三日

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