石の枕
チョウヨンギ先生 今、人類が直面する課題は、数多い。
地球環境の保全、人口と経済の不均衡、資源エネルギーの限界、技術進歩の方向転換、人間と機械の関わりの変化など、近代文明が予想しなかった諸問題こそ、今や最も深刻な課題となっている。
近代は、すべてを合理的に考えれば、人類を最も幸せにできるという信念によってはじまった。人間を満足させる科学的客観的な結論が、やがては発見されると期待してきた。しかし、今や近代の信念は大きく揺らいでいる。人間の英知と技術が、膨れ上がる人類の数と欲求に応えられるか、まだ何の見通しもない。近代が積み上げてきた知識は、予期せぬ事態に戸惑っているように見える。
ほんとうに「もの」を考える人は、このように悩むのだが、そこで登場、我らの救い主イエス・キリスト、といきたい。そして、その点、キリスト者の使命、責任は実に重大である、と言える。明後日おいでくださるダビデ・チョウヨンギ先生は、まさにその使命を果たすために、日夜、命がけで労しておられる神の器である。
世界最大の教会、七十万人の信徒数を有する群の主任牧師である。史上最大の伝道者といっても過言ではない。実にすぐれた、偉大にしてかつ謙遜な神のしもべである。
日本のクリスチャンで毎日曜日の礼拝にきちんと出席している人は、二十五万人位といわれているが、チョウ先生の牧する教会には毎週の日曜日にそれ以上の人々が集まっていると考えたら、いかにすばらしい群であるかが分かる。
その神の器が、私たちの教会までおいでくださり、神の御言葉をおとりつぎくださるのである。
文字通り万難を排してご出席いただきたい。仕事のある人は、早退できるように努力してほしい。
何よりも「キリストは、心と体のいやし主」であることが立証されるように、熱心に祈り備えましょう。今こそ、恵みの時、救いの日です。
一九九二年八月十六日
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