石の枕
古いものと新しいもの 「そこで、私たちはこのような多くの証人に囲まれているのだから、つきまとう罪と同様に、妨げとなるすべてのものを脱ぎ捨てて、走るべき競争を忍耐して走ろうではないか」(ヘブル十二の二・フィリップ訳)。
本年度の標語の聖言葉である。大和カルバリーチャペルに移転するという歴史的な年に、すばらしい聖句が与えられた。
教会だけではない、個人も、家庭も、たえず前進に「妨げとなるすべてのものを脱ぎ捨てて」走ることが肝心である。
誤解しないでほしい。古いものも、弱いものも大切にする。しかし、霊の世界の問題である。罪や肉や俗等々、聖徒にふさわしくない歩き方は決してしないこと。
以前申し上げたが、その決断が祝福を妨げるのなら勇気をもって否定し、拒絶する。祝福に近づき、前進にプラスなら勇気をもって決断すること。
――新年にふさわしい詩を紹介する――
新しい年の入口に我らは再び立つ
一年を終えるまでに
いかなる喜び、励ましが
また、いかなる悲しみ、苦しみが訪れるか
我らは知らない
だが、我らは、このことに安らぐ
神のみが知りたもう知恵で
我らの上になされることは
最善であるということを
(トーマス・ウィーリング)
「おお神よ、変え得ないことに対しては、これを安らかな心をもって受け容れることを得しめたまえ。変えるべきことに対しては勇気をもってこれを変えることを得しめたまえ。しかし、そのいずれであるかを見分ける知恵を与えたまえ。アーメン」(エッチンガーの祈り)
みなさまの上に、神の豊かな祝福を祈ります。
一九九二年一月一日
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