学生会にいてよく聞くことがある。
　「君って毎週学生会に出てマジメだよね。」　「君はあんな遠くからよく来るよね。」

　ここ最近はこんな事も聞かれたりする。「君って神学生か何か？（なんでやねん）」

　確かに、俺は毎週バイクで40分（電車なら1時間半）かけて教会に来て、できるだけ学生会に出てる。これは他の人から見たらスゴいことなのかもしれない。けど、そこまでしてでも行かなければならない、行きたい理由があるのさ。

　2000年の4月に俺は大学進学のために四国から神奈川に上京してきた。（まぁ、今通ってる大学に決まるまで色々とあったんだけど、それはここでも見て下さいな。）上京してきて不安もあったけど、「やっと、親の元から離れられた！！大学生活楽しむぞ！サークルは何処に入ろうか？バイトは何しようか？Etc…」と、まぁこんな具合にこれから始まる新しい生活を楽しみにしていた。そして、「あ！それと教会行かないと。忘れてた。」教会に対してはこんな感じだった。当時の俺は神奈川に来たんだから大和カルバリーチャペルに行こうとは決めてはいたけど、「礼拝にはでたらすぐに帰ろう。礼拝に出て恵まれたらそれでいい。午後からは大学のダチと遊ぼう。学生会には絶対行かない。」そう固く決めていた。住むことになったのが学校の寮だったから仲の良いダチはすぐにできた。サークル紹介も色々と出てみて、どのサークルに入るか色々と考えていた。教会の事は全然考えずに。そんな感じで1週間が過ぎて親から電話がかかって来た。「明日は土曜日だし、大和カルバリーチャペルに見学に行ってきなさい。」次の日、いやいやながらも大和カルバリーチャペルに行くことにした。

　「土曜日だから、教会には誰もいないだろ。こっそり行って、すぐに帰ろう。」けど、甘かった。教会に入るとすぐに大川先生に見つかって、高木先生に教会の中案内されて、当時の学生会の会長のと副会長に紹介されて、翌日の学生会に出席することになって、駅まで送迎バスで送ってもらった。帰り道で俺の頭では、「やばい、学生会に行くことになってしまった。まぁ、ちょっと顔出したら帰ろう。」そう決めて、次の日教会に行って、礼拝に出て、ちょっと警戒しながら学生会に出た。そのころの俺は学生会は『固い、暗い、つまらない』ものだと想像していた。けど、実際は全く違っていた。みんなとても明るく、面白く、ほのぼのとしいて、信仰の話が気軽に出きる居心地の良い所だった。

　「なんだ、学生会って結構面白いじゃん。これから礼拝後に行ってみよう。」それ以降、学生会には顔を出し始めた。けど、心の中では教会生活より、学校生活を1番にしていた。そんなこんなで数日が経って、大学のサークルを決める日が来た。いろいろと考えた結果、『生協委員』と『剣道部』のどっちかに入ろうと決めた。どっちにしようか悩んだあげく神様に聞くことにした。

　「神様、俺はどっちのサークルに行ったら良いのですか？教えてください。」そう祈ってから聖書をぱっと開いてみた。すると、神様はすぐに答えてくれた。

　『私から離れるものを呪う。（旧約聖書の後ろの方）』

　そのとき、俺の頭の中では神様が俺に向かって剣を突きつけてるのが見えた。「…ま、まさかね。」予想もしなかった答えが返って来たので2，3秒止まってしまった。その後、気を取り直してもう一度祈って聖書を開いてみた。すると、

サタンよ退け。「主なるあなたの神を拝し、ただ神のみに仕えよ」と書いてある。

（マタイによる福音書4章10節）

　剣が俺の喉元をつついていた。「やばい！大学のサークルに入ったら俺は殺される！これは御心じゃないんだ！」この出来事の数ヶ月前に俺は神様に背いて痛い目にあっていたので、神様の御心に従っていこうと決めていた。

「神様の御心は何なんだ？」

　そう思った瞬間頭の中で教会や、学生会のことがよぎった。そして、「神様申し訳ございませんでした！学生生活を教会に、学生会に捧げます！！」とっさにそう神様に宣言していた。それ以降、教会生活を1番に考える様にした。それから全てが変わってきた。毎週学生会に1人、また1人と新入生が入ってきて、それまで以上に学生会が楽しくなった。最初の頃は話についていけなくてつまらなかったこともあったけど、「神様の示された道だからここにいよう。」そう思って毎週学生会にずっと行っていた。そうしたら、学生会の仲間を通して色々な人に出会えた。そして、日曜学校の先生や、賛美アシストの奉仕をする事になって、礼拝で居眠りしなくなって、気が付いたら学生会の役員になっていた。

　今となって思うけど俺は、俺達は神様にとても祝福してもらっている。この大和カルバリーチャペルに通っていることだけでも実はとても素晴らしい恵みなんだよ。それだけでなく、学生会で多くの同じ世代の信仰の友が与えられて、成長の機会が与えられて、大いに祝福されてる。俺はこれほど多くの恵みをくださってる神様に感謝してる。だから、俺は毎週教会に出席して、できるだけ学生会に出てる。どんなに時間がかかっても、忙しくても、それが神様が俺に与えてくれた道だから。まだまだ未熟だけど、これからも御心のままに歩んで行きたい。

　最後に、皆も神様の御心のままに導かれるように。じゃ…　＼(− −) zZZ