石の枕 石の枕 石の枕

献堂式

「千里の山も一歩から」とか「チリも積もれば山となる」とか言われるが、昨年六月から始められた大和カルバリーチャペルの大工事も、コツコツと毎日の積み重ねの労力により、まもなく完成の日を見ることになる。

毎日のようにのぞきに行っている私にとって、完成の日を夢見て、胸おどる気持ちである。

四月十九日のイースター礼拝がオープニングとなる。イースターに入堂式ができるなんて二重の喜びである。

新車のチャペルバス(二十九人乗り)も購入した。ハトのマーク(聖霊なる神様の象徴)の描かれたバスが座間から大和へ、大和駅前からチャペルへと走ることになる。ハトマークの入った電柱広告も十七本用意されている。

五月五日午後二時からの「献堂式」には、全国から何百人ものお客様がお見えになる。大和市長さんや町の代表の方々にもご招待状を出す。

婦人会総出でケーキや和菓子等を作っていただき、男性も総員で胸にリボンをつけているお客様のお相手をしていただく。ニコニコ。

さてコツコツといえば受洗者の数もある。今回は四名の兄姉であるが、このチャペルでは四六六人になる。教育館時代(旧礼拝堂)では二三六人の受洗者であった。

私が就任した一九七〇年以来、こんなに多くの受洗者が与えられたことに心の底より感謝し、主の聖名を崇めたい。

中には、すでに召天された兄姉、献身して伝道者になられた兄姉、移転された兄姉、残念ながらただ今休憩中の兄姉等、いろいろであるが、転入会された恵まれた多くの兄姉を加えていただき、このように立派な主の群となった。コツコツといえば、もうひとつ「石の枕」がある。二十二年間も書き続けて来た。最も良いもの二百十余編を本にし、献堂式記念出版とする予定である。コツコツを大切に、骨のある群としよう。

一九九二年三月十五日

前 次 目次 ホーム
[ 前のを読む | 次のを読む | 目次に戻る | ホームページに戻る ]


calvarychapel@japan.email.ne.jp