聖書は、66巻(1,189章、約31,000節)から成り立っている。
- 「旧約聖書」と「新約聖書」とに分かれる。
- 約1,600年間に渡って40人以上の人々が記し、66巻を一冊にして聖書という。
- 現在1,300種以上の国語、方言に訳されている。(章、節、意味は全く変化なし)
(1)旧約聖書とは「古い約束の聖なる書」
- キリストご降誕前約1,500年から書かれ、前約400年に完成。
- 元来はヘブライ語で書かれ、39巻から成る。
(2)新約聖書とは「新しい約束の聖なる書」
- キリストが人として、生涯を終わられてから約100年にして完成。
- 原文はギリシャ語によって書かれ、27巻から成る。
(3)生ける神の言葉(Uテモテ3:16)
- @聖書は書かれて以来、訂正されたり、書き直されたりしたことがない。
- 他宗教の経典との比較
A聖書は初めから終わりまで一貫性がある。
- 1,600年という年月にわたって40人以上(王、農民、哲学者、漁師、医師、政治 家、学者、詩人、農場主というあらゆる階層の出身者)によって、聖書は完全に一冊の書物をなしている。
- 一つの教理的体系、一つの道徳的基準、一つの救いの計画、一つの歴史の筋書きをもって貫かれている。
B聖書は2千年にわたって世界のベストセラーである。
- 哲学、教育論、モラル等が著しく変化する世界で、変化していない。
- あらゆる迫害の中で、存続し保存されてきた奇跡の書。
聖書は生ける神の言葉である。
BC=Before Christ(英語)
AD=Anno Domini(ラテン語)=in the year of our
Lord
神の全てを理解し、知ることはできるのか。
(1)神の属性
- @神は霊である。(ヨハネ4:24)
- A神はいのちである。(ヨハネ5:26)
- B神は自存される。(出エジプト3:14)
- C神は無限である。(詩篇145:3)
- D神は不変である。(詩篇102:27/マラキ3:6/ヤコブ1:17)
- E神は真実である。(申命記32:4/ヨハネ17:3)
- F神は愛である。(Tヨハネ4:8)
- G神は永遠である。(詩篇90:2)
- H神は聖である。(Tペテロ1:16/Tヨハネ1:5)
- I神は遍在である。(詩篇139:8/エレミヤ23:23・24)
- J神は全知である。(詩篇147:4・5)
- K神は全能である。(マタイ19:26)
神は人間に対して徐々にご自身を明らかにされている。
(Uコリント3:18)→時代に応じて、それぞれ違った形でご自身を現わされた。(父、御子、聖霊)(救い主、聖め主、癒し主、解放者等)
(2)神と人との関係
- @神は主人であり、人はその従者。
- A神は人類に計画をもっておられる。(無計画ではない)
人がいのちを得て、それを豊かに持つ。(ヨハネ10:10)
- B神は全ての人を愛している。
聖書だけが示す「愛」(ヨハネ3:16)
(3)どのようにして神の存在を知るか?
- @被造物によって。(ヘブル3:4)
世の中にあるもので、自然にできたものはない。必ず背後に造った人がいる。
- A祈りによって。
・知るだけではなく、キリストを味わうこと。
・手応えがある。 (マタイ21:22)→与える方がおられる。
- B歴史によって。
歴史を学ぶとき、不思議を感じ、歴史を調べるときに、その背後に神の御手を見る。(History)歴史は神が作られた物語。
- C聖霊によって。
教えられなくても、神の存在を感じることがある。(Tコリント12:3)
それでは何故、偉大なる神が我々を愛し、素晴らしい計画をもっておられるのに現実は問題の中で、悩み、苦しみ、悲しまなければならない暗い世界に生きているのか?
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